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ペアトレードの値動きリスクを把握する

トルコリラ/円(買い)と米ドル/円(売り)のペアトレードをおこなうにあたっての値動きリスクについて考えてみます。ここでは同じ通貨数(1万通貨)保有するものと仮定します。

では、どのようなときに利益が発生し、どのようなときに損失が発生するのでしょうか。まず、利益が出る場合。

  • トルコリラ/円が円高になり、米ドル/円が円安になる

このような場合が理想的ですが、そもそも相関関係があるという前提でペアトレードをしているわけで実際はほとんどないでしょう。ではどのような場合があるのでしょうか。以下の2パターンが考えられます。

  1. トルコリラ/円の円安が、米ドル/円の円安を上回る
     (例えば、トルコリラ/円が80円から90円になり、米ドル/円が105円から110円に
      なるような場合はトルコリラ/円で+10万円、米ドル/円で-5万円となり合計で5万円の
      利益となります)
  2. 米ドル/円の円高が、トルコリラ/円の円高を上回る
     (例えば、トルコリラ/円が85円から80円になり、米ドル/円が110円から100円に
      なるような場合はトルコリラ/円で-5万円、米ドル/円で+10万円となり合計で5万円の
      利益となります)

損失が出る場合はこの逆の場合となります。つまり、以下の通りとなります。

  1. トルコリラ/円の円高が、米ドル/円の円高を上回る
  2. 米ドル/円の円安が、トルコリラ/円の円安を上回る

言葉でいうと難しいのでチャートで見てみましょう。下のチャートは2006/1/1~2008/7/14のトルコリラ/円(赤)、米ドル/円(青)のチャートです。この場合どのようにマイナスになるのでしょうか。トルコリラ/円の円高が、米ドル/円の円高を上回る場合、つまり赤のトルコリラ/円チャートが青の米ドル/円チャートよりも急激に下落している場合や、米ドル/円の円安が、トルコリラ/円の円安を上回る場合、つまり青の米ドル/円チャートが赤のトルコリラ/円チャートよりも急激に上昇している場合に損失が出ることになります。

chart-2y.png

結局赤のトルコリラ/円チャートと青の米ドル/円チャートとの幅が広がるほど損失が発生しているということになります。そこで、期間は同じく2006/1/1~2008/7/14で米ドル/円とトルコリラ/円の差額をグラフを表示してみます。

sagaku.png

この場合、急激に上昇している場合に注意が必要となります。急激に上昇している場合というのは上のチャートで見ると急激な円高になっています。つまり、ボラティリティの高いトルコリラ/円は米ドル/円より大きく円高に振れる傾向が強いので注意が必要ということです。また、トルコ個別の要因で円高になるときなども注意が必要です。

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